キャンプ2日目 - 2011年8月6日(土) 晴れ
どこの「自然の家」もそうなのですが、ここ「国立能登青少年交流の家」の朝も早かったです。
午前6時に起床。そして7時から「つどいの広場」にて朝のつどいが行われ、宿泊者全員でラジオ体操をして、各団体の自己紹介を行いました。
この日は私たちの代表として、F.Sくんが前に出て挨拶をしてくれました。
その後、7時半から朝食の時間。
みんな朝からよく食べます。
今回のすべての宿泊先の中で、この「国立能登青少年交流の家」の食事が子どもたちには最も人気がありました。理由はというと、ジュースが飲み放題だったからなのですが。
朝食を終え、部屋に戻って急いでお掃除。交流の家スタッフによる検査に合格すると、いよいよ京都に向けて出発です。
バスに乗り込む前に全員で記念撮影。
この時まだ午前9時前でしたが、もうすでに気温はかなり上がり、太陽がギラギラと照って、とても暑く感じました。
さあ!京都までもう少しです!!
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出発してからしばらくして、京都で滞在することになっていた「グリーンパル南山城(京都府立南山城少年自然の家)」に、予定時刻よりかなり早く到着しそうなことが分かってきました。
そこで、その前に何か見学するところはないかと探したところ、途中、三重県の甲賀市と伊賀市を通ることが判明。
甲賀と伊賀と言えば「忍者」で有名ですよね。
インターネットで検索すると、それぞれの市に忍者関連施設「甲賀流忍術屋敷」と「伊賀流忍者博物館」があることが分かりました。
(甲賀市内のあちらこちらに上のような忍者の看板がいっぱい。また「この先、忍者の飛び出しに注意!」という、「子どもの飛び出し注意」に絡めたユーモアたっぷりの看板もありました。)
結局、私たちは悩んだ末、「伊賀流忍者博物館」に行くことに決めました。
まずは、「伊賀流忍者屋敷」を見学。
この「忍者屋敷」は、敵方のスパイに火薬の製造技術を盗まれないようにするため、わなを仕掛けたり、からくり廊下を使って防御していたのだそうです。
子どもたちはここで、「どんでん返し」や「抜け道」、「隠し戸」、「刀隠し」といった仕掛けやからくりを真剣なまなざしで見学していました。
次に、「忍術体験館」・「忍者伝承館」へ。
ここには、当時使用された本物の手裏剣などの忍具が展示されていました。
次に実際に本物の手裏剣を投げる体験ができるコーナーへ。
何人かの子どもたちが実際に手裏剣を投げました。そのうち何人かは上手に的に当てることができていました。
と、ここでハプニング発生!
この博物館に入場する段階で、「忍術ショー」のその日の最後の公演には間に合わないことが分かっていたので、私たちは最初からそれを見るのを諦めていました。
しかし、ある子が忍術ショーに出演するスタッフに出身地を訪ねられ、「福島県の郡山市」と答えたところ、特別に忍術ショーを見せてもらえることになったのです。(被災地で子どもたちが大変な思いをしているということでの配慮だったようです。)
私たちのためだけの「忍術ショー」。
子どもたちは次々に披露される技の一つ一つを、静かに、そして食い入るように見ていました。
最後には、全員で記念撮影までさせていただき、「伊賀忍者特殊軍団 阿修羅」の皆さまには本当に貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
このショーを見たからでしょうか?
帰りのバスの中で、このキャンプで最も印象に残った場所を子どもたちに尋ねたところ、多くの子が挙げたのが、この「伊賀流忍者博物館」でした。
この後私たちは忍者博物館をあとにし、「グリーンパル南山城(京都府立南山城少年自然の家)」へ急いで向かいました。
自然の家に到着すると、そこでもまた歓迎を受けました。
そこのスタッフの実家が茨城県で、同じ被災地だということもあり、子どもたちに「たくましく生きてほしい」という熱いメッセージが贈られたのです。
その後、部屋に入って荷物を置き、夕食のために食堂へ。
京都での食事は大変質素な感じで、子どもたちにはあまり評判はよくありませんでしたが、みんなしっかり食べていました。
(毎回食事のたびに、上級生の女の子たちが配膳などとてもよく手伝ってくれました。一方、男の子はというと...座りっぱなしでした...)
この翌日には京都観光へと出かける予定になっていました。
京都市は大変暑くなることが予想されていたので、夕食後、入浴を済ませ、この日も早めに就寝としました。
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