2007年9月10日月曜日

ワイズイマージョンスクール開校 - April 24, 2006

Cross-posted at the Y's Preschool 2006

今日2006年4月24日は、本当に「盛りだくさん」な記念すべき一日です。

ワイズイマージョンスクールも、本日を以って開校となりました。このワイズイマージョンスクールは、言うなれば私のイマージョン教育の最終目標であります。プリスクールもキンダーガーテンも、このイマージョンスクールで学ぶための準備をするところでしかありません。

本来でしたら、少なくとも昨年度のプリスクール生(当時3才・年少)だったお子さん方が小学1年生になるのを待って開校すべきところです。当初私たちもそのつもりでした。3年間はひたすらリサーチして、4年目に開校できればいい、と考えておりました。

ところが、これもまた興味深い現実として、鳴神校で学童保育を始める準備をしていた2005年2月初旬、最初のチラシ(学童保育のチラシの一番下に小さく載せた「イマージョン」の言葉)に反応して、ワイズでいただいた一番最初のお問い合わせが、なんと小学生対象のイマージョンスクールについてだったのです。

こちらのお母さまとは、現在でも非常によくお付き合いさせていただいております。

一部の理解ある、先進的で教育に熱心な保護者さまのご支援を得て、2005年8月、「夏期集中講座(サマーインテンシブコース)」を試験的に実施いたしました。4年後、と考えていたことをいきなり実行に移してしまったものですから、このときはさすがに大変な仕事量でした。

決して完璧なプログラムであったとは思いませんが、よい「たたき台」に仕上がった夏の講座でした。新聞やテレビにも取り上げていただき、非常に感謝しております(新聞掲載の記事はワイズイマージョンスクールのホームページからご覧になれます)

この経験を得て、冬に行った集中講座では、更に系統だった学習プログラムを作成することができました。10名という予想もしなかった数の生徒さんに参加していただき、楽しく学習することができました。やはりイマージョン教育は、ある程度の大人数(10名から18名)のクラスに適している教育法であるとあらためて感じました。

今回のイマージョンスクールの開校にあたり、最も頭を悩ませたのは、肝心要の外国人教師の選定でした。現在郡山市にいらっしゃるネイティブ(英語母語話者)の先生方は、たいていが、公のJETプログラムか民間の英会話スクールで採用され、来郡されていらっしゃる方々ばかりです。したがってご専門は言語としての英語教育であり、TESL(Teaching English as a Second Language)関連の資格保持者であることがほとんどです。

しかしながら、英語イマージョン教育を遂行できるのは、この第二言語としての英語教育の経験に加え、母国での小学校教諭としての経験も求められます。そうなりますと、そのような適格者に巡り会うというのは、この小さな地方都市では極めて困難な作業なのであります。

私も人の親ですので、当スクールで教育にあたってくださる先生方を選定させていただくとき、「この先生に自分の息子を習わせたいと思うか」という、一種のバロメーターが自分の中にあります。少なくとも現在担任してくださっている先生方は、いずれも本当にすばらしい方々ばかりです。私は、「学ぼうとしない者は教えてはいけない」と考えますが、まさに同じ考えを共有してくださる方々ばかりです。

私は、とりあえずこれらの先生に出会えたことを心から幸運に思いますし、ですから、保護者さまにも自信を持ってお勧めすることができます。今「とりあえず」と書いたのは、この広い世界にはもっと素晴らしい先生方がたくさんいらっしゃって、いつか必ずそんな先生方と巡り会えて、私のこのワイズの子どもらのために教えていただける日が来るのでは?と思ってしまう、親としての「欲」みたいなものでしょうか・・・。

とにかく、今日からがスタートです。

今年度の現時点での生徒さん方の英語力は、正直申し上げて、当スクールの目指す英語イマージョンプログラムの本来のレベルにはまだまだ届いておりません。ですから、言語としての英語のインプットが、授業の半分を占めることにはなりそうです。でも、残りの半分は、英会話ではなかなか味わえない「教科学習」に準じる学習内容を、それぞれの担当の先生方のご専門に合わせて準備して参りたいと考えております。

ワイズイマージョンスクールのホームページ
 

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